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  市立竹原書院図書館
  〒725-0026   
  広島県竹原市中央
  4丁目7番11号  
  TEL 0846-22-0778  
  FAX 0846-22-1072


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締めくくりは笑顔で

 師走になりました。
どんな年になるのだろうと、思いを巡らせながら表紙をめくったカレンダーも12月の1枚だけとなりました。
1月から12月までの12この月は、あなたにとってどんな1年でしたか。嬉しい事があった人、悲しい事があった人、楽しいことがあった人、辛い事があった人。人それぞれの日々の中でそれぞれの季節が流れたことでしょう。
 けれど、どんな風が吹いたとしても、嬉しい時や楽しい時は素直に大いに喜び、悲しい時や辛い時には涙するも前を見つめる心だけは失わない。  
そんな日々を過ごしたいものです。
 今年もあとわずかです。
 人それぞれに形を違えていろいろあったとしても、同じ様に時は流れ、同じ様に年の瀬はやってきます。
ならば、共に明るくゆく年を送り、ならば共に楽しく来る年を迎えられるよう一緒に寄席に出かけてみませんか。
演目は年の瀬の定番『落語絵本ときそば』(川端誠著 クレヨンハウス)と年の初めの『落語絵本はつてんじん 初天神』(川端誠著 クレヨンハウス)落語の世界で存分に遊んで笑ってみませんか。
1年の締めくくりには笑顔が溢れますように……。

館内展示風景

2016 12.1

 

あなたは大丈夫ですか?

 霜月になりました。
 あなたのもとに紅葉だよりは届いたでしょうか?
 夏の賑やかな雰囲気も一変、静かで穏やかな秋の空間が広がります。
 今、時の流れだから…としていいのかどうか、日本語にある変化が表われていると言われています。会話での言葉の変化に違和感を感じたことはありませんか。
「えっ。その日本語大丈夫?」と思っても多くの人に誤用されたまま広まってしまうと、いつの間にか“普通”になってしまうのかもしれません。「ら抜き」や「ぜんぜん」などはその典型かもしれませんね。
「ぜんぜん」の次には、否定的意味の言葉がくるのが本来の使い方であり、「ぜんぜん分らない」「ぜんぜん駄目」などと使う言葉です。
 ところが最近、肯定的な表現を強める時に使われ、「明日、どう?」「あっ。ぜんぜん大丈夫」という様な会話が立派に成り立っているのです。かくいう私も、思わず「ぜんぜん大丈夫です」と答えた自分に対して(えっ。私の日本語大丈夫…?)と問いかけてしまうという情けない場面がなきにしもあらずです。
 あなたはどうですか? 大丈夫ですか?
「いや、他人ごとではない」と心当たりのある人、『他人ごとではない!笑う、日本語』(草野達雄/著 日本実業出版社)を一緒に読んでみませんか。
 これを読めば、私達の日本語大丈夫!です。(多分…)

館内展示風景

2016 11.1

 

どんな時感じますか

 涼しい風にふと空を見上げれば、そこに浮かぶいわし雲に秋を想い、季節が移り変わったことを感じさせられる。
 春・夏・秋・冬と四季を感じられるって、なんて素敵なことだろうと、いまさらながらに思う。
 あなたは、どんな時に、どんなものに『季節の移り変わり』を感じますか。
 春の山菜や夏のビールでしょうか。それとも、秋の秋刀魚に冬のおでんでしょうか。春の櫻や夏の入道雲でしょうか。それとも、秋の紅葉に冬のちらつく雪でしょうか。
 衣・食・住という日々の生活の中で、ある時は賑やかに、ある時は静かに感じる季節の移り変わり。
 そんな季節の風景を収めた、写真家今森光彦の本『里山だより』(今森光彦/写真・文 毎日新聞社)をぜひ手に取ってみてください。そこには、季節が静かに、けれど、人々の暮らしと関り合いながら流れている風景があります。
あなたは、どんな時感じますか。
季節が流れていることを……。

館内展示風景

2016 10.1


 

秋桜

 夏が終わり、秋が始まる。
 ひまわりとコスモスが入れ替わる様に、野に咲く花にも季節が流れる。
 秋の訪れを感じさせてくれるコスモスのふるさとは、日本から遠く離れた北米の国メキシコ。
 和名は「秋桜」(あきざくら)。この秋桜という和名が“あきざくら”ではなく“コスモス”として根付くきっかけとなったのは、1977年にリリースされた山口百恵の楽曲「秋桜」。この楽曲のヒットにより、それまでになかった読み方が広まっていったと言われている。
 この楽曲を手がけ、山口百恵に提供したさだまさしによる1冊の本がある。『秋(こす)桜(もす)』(作:さだまさし 絵:伊勢英子 サンマーク出版)
 嫁ぐ娘が母を想う心を綴ったさだまさしの詩と、秋の入り口の風景を描いた伊勢英子の絵。そして更に心に響くのは、作者さだまさしの想いのこもった「あとがき」。
 秋の始まりの一日に、花瓶に一輪の「秋桜」を挿し、さだまさしと伊勢英子の二人が創った情感溢れる空間を味わってみて欲しい……

館内展示風景

2016 9.1


 

暑い夏の熱き戦い

 夏の風物詩入道雲が、山の上に白く盛り上がる。
 暑い夏がやって来た。そして、4年に1度のあの祭典もやって来た。8月5日から8月21日まで開催されるオリンピックと9月7日から9月18日まで開催されるパラリンピックがそれだ。
日本から遠く離れた地、ブラジルのリオデジャネイロで繰り広げられるアスリート達の熱き夏の戦い。
 彼等はくる日もくる日も厳しいトレーニングを重ね、生活のほとんどを競技に捧げる様な日々を過ごし、この舞台に立っている。
 生半可な気持ちでは、続けることはできないであろうし、だからこそ見ている人に感動や勇気を与えるのかもしれない。
 そんな彼等の苦悩や覚悟、そしてその先で彼等が見つけたものを語った1冊の本。『私を変えたオリンピック メダルの色では語れない物語』(佐藤岳/著,廣済堂出版)
 そこで語られているのは、アスリート達の様々な「物語」。辛くても苦しくても決して逃げ出さず諦めなかったアスリート達の「物語」。
 そんな彼等に、この夏一番の声援をおくりたい。

館内展示風景

2016 8.1


 

あなたが咲く日

 

 目の前に広がる風景が、夏支度にとりかかりました。
 夏はそこまで……と思わせる先月、職場体験中と思ぼしき中学生の、ぎこちない動作ながらも懸命に働く姿が、市内あちらこちらの事業所で見られました。竹原書院図書館でも3名の中学生が「働き」ました。
 働くという経験もないまま、しかも大人に混じって働くという日々に、彼等は何を感じ、何を考えたのでしょう。1日がとても長く感じられたことでしょう。
 そう遠くない将来にやってくるであろう社会人として歩みだす日。その時、この職場体験の日々の中で感じた事や、働くために自分はどうあるべきかという自己の内面を見つめる心構えが少しでも心の中に残っていたとしたら嬉しいですね。
 中学生のみなさん。職場体験はどうでしたか?お疲れさまでした。これから泣きたくなる日や、辛くてたまらない事を経験する日があるかもしれません。そんな時、それらを心の糧とできるよう、あなた達にこの詩を届けたいと思います。

 いつの日かあなたがあなたとして花開く日を願って……

 冬があり夏があり
 昼と夜があり
 晴れた日と雨の日があって
 ひとつの花が咲くように
 悲しみも苦しみもあって
 私が私になってゆく

『花よりも小さく』星野富弘/著 偕成社 

館内展示風景

2016 7.1


父として思う、父を想う

 陽射しをさえぎる木陰が心地良く思える季節。さまざまな生き物が大きく育とうとする季節。
 この6月の第3日曜日は、「母の日」に比べるとまだまだ浸透性は高いとは言えませんが「父の日」ですね。
 日々の生活の中で、母親ほどには子どもとの密接な関係性にはないと思われる父親は、どのようにして父となり、どのようにして我が子に自分の思いを伝えるのでしょうか。
 ここに『ぞうのせなか』(あきもと やすし/さく あみなか いづる/え 講談社)という1冊の絵本があります。心をつくして、力をつくして背中で愛を見せた1頭のぞうの話です。
 自分の最期を悟ったぞうが、父として息子に残したものとは。大切な人を残して旅立たねばならなかった時、力の限り、ありったけの心を込めて伝えようとしたものとは。
 親として歩き出したばかりの若い父親は、読んだ後ぽつりとひと言つぶやきました。
「もし、今周りに誰もいなかったら、きっと自分は泣いていた……」と。
 もしも、あなたがこの絵本を読んだとしたら「父として思う」のでしょうか? それとも「父を想う」のでしょうか?

2016 6.1


「おおくのしま」から「うさぎ島」そして未来へ

 爽やかな風が若葉を揺らしながら、やわらかな稜線を渡っていきます。
 今、波静かな瀬戸内海に浮かぶ周囲4.3キロメートルの小さな島が、国内のみならず国外からも注目を浴びています。
 心地良い風に誘われるように、島全体が国民休暇村であるこの島をたくさんの人が訪れています。「うさぎに会える」「うさぎとふれ合える」と人気を集めているようです。そうです。「うさぎ島」として注目されているのです。
 けれど知っていますか。この島が「地図から消された島」や「毒ガス島」などと呼ばれた歴史を持つ島だということを。
 過去があって、今があって、そして、それが未来へとつながっていく。だからこそ歴史を学び、だからこそ今を慈しみ、より良い未来へとつなげたいものです。
 この島を語っている3冊の本を紹介します。『一人ひとりの大久野島』(行武正刀/編 ドメス出版) 『うさぎじまのうさぎちゃん』(福田幸広/しゃしん ゆうきえつこ/ぶん 小学館) 『うさぎ島 会いに行けるしあわせ動物』(福田幸広/著 日経ナショナルジオグラフィック社)
忘れてはならない歴史を持つ「おおくのしま」と明るく穏やかな「うさぎ島」。
 一度行ってみませんか。
 忠海の沖合い3キロメートルに浮かぶこの島、「大久野島へ」……。

2016 5.1


言葉は心

 風に乗って流れてくる沈丁花のほのかな香りが、早い春を告げています。
 春・夏・秋・冬とよっつの季節の中にあって、さまざまな別れと出逢いの多い季節が春でしょうか。
 この春、社会人として巣立つ人にとっても、慣れ親しんだ人との別れや、初めての人との出逢いのある季節です。
 社会人として一歩を踏み出すあなたは、今ある日常や、これからやってくるであろう日常の中で、どんな言葉で人と話しますか。
 言葉はあなたを映す鏡です。
 言葉づかいには、あなたの心づかいがにじみ出ます。
 無意識のひと言には、あなたの本当の姿があらわれます。
『言葉づかいの教科書』(井上明美著 クロスメディア・パブリッシング) 
 これから社会に出るあなたの参考書として、機会があればこの本を手に取って欲しいと思います。
 素敵な言葉づかいのできる素敵な大人となりますように……。
 言葉に心を込めて話せる人となりますように……。

2016 3.1


時期さえくれば

 北風が山の向こうから、雪を手招きしながら駆け下りてきます。「おはよう」の代わりに「寒いね」が挨拶の言葉となる季節です。
 けれど、もう少し待てば暖かい春がやって来て、子どもたちは野をかけまわり、またひとつ大きくなることでしょう。ひとつ大きくなる毎に、その心にいろいろな喜びや悲しみ、楽しさや苦しさを抱え、それらを糧として大きくなっていくのでしょう。
 今、心に「なにか」を抱えているかも知れない、思春期の君へ、この本を紹介したいと思います。『14歳とタウタウさん』(梅田俊作/佳子 作・絵 ポプラ社)自分の明日に不安を感じたら、自分を救ってくれるのは誰なのか……を教えてくれる一冊です。
 今、思春期の子どもを前にどう接すればいいのか戸惑っているかもしれない大人の方へ、この本を紹介したいと思います。『14歳とタウタウさん』(梅田俊作/佳子 作・絵 ポプラ社)子どもが大人に望んでいるものは何なのか、大人はどう子どもの心に寄り添えばいいのか……を示してくれる一冊です。
 文中の一節です。(自分の育てた野菜をわが子みたいなものだというおばあちゃんの言葉から)
「早ように芽を出すものもあれば、ゆっくりしよるものもある。気をもんでみても時期がこなんだら芽はでんし、時期さえくれば花もひらくし実も熟す……」
 思春期の君と、君に寄り添う大人の方に、ぜひ手に取って欲しい一冊です。

2016 2.1


新しい朝に……

 新しい年が始まる。
 昨日と同じ、昨日の続きの夜が明ける。
 ただそれだけのことなのに、1月1日の朝はどこかしら、何かしらいつもと違うように感じる。
 新しい年のあなたには、何か思うところがありますか。
 新しい年のあなたには、何か始めようと考えている事がありますか。
 今年も、あなたがあなたらしくありますように、とこの詩を贈りたいと思います。

主役

どこの国に生まれても、なにをしていても、
世界にたったひとりしかいない、あなた。
自分を型にはめないで。
他の人と比べないで。
もっと自分をおもしろがろう。
あなたは、この世でたったひとつの人生の
主役なんだから。

『こんな美しい朝に』
宇佐美 百合子/文 横山 孝一/写真 PHP研究所

 あなたはあなたの人生の主役。
 あなたらしく生き生きと輝きますように……。

 明けましておめでとうございます。
 今年も、居心地の良い穏やかな時間がゆっくりと流れていく。
 そういう図書館でありたいと願っています。

2016 1.1



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