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  市立竹原書院図書館
  〒725-0026   
  広島県竹原市中央
  4丁目7番11号  
  TEL 0846-22-0778  
  FAX 0846-22-1072


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Moさん

『桐光学園大学訪問授業 
高校生と考える人生のすてきな大問題』

桐光学園中学校・高等学校/編 左右社

 神奈川県にある桐光学園中学高等学校がおこなっている大学訪問授業をまとめた本です。
 6章に分かれており、「生きていることの面白さ」「私の生き方、私の出会い」「私を見つめる」「現代世界への視線」「いま、日本は」「考え方を変えるヒント」、各テーマの中でさまざま分野のプロフェッショナルが生徒に語りかけます。
 私は「私の生き方、私の出会い」の中、加藤典洋氏の「人、人に会う」という講義に深く感銘を受けました。人と出会うことの大切さについて自分の子供に伝えたいこと、仕事の中で接する思春期の子供たちに伝えたいことがそのまま書かれていました。そうそう、こういうことなの、これが言いたかったの!と感動しました。
 大人が読んでもためになります。悩んだり行き詰ったとき、考え方や視点を変えるヒントになると思います。各講師にあてた質問や思い出の師を語るコーナーも答えが個性あふれていて楽しかったです。


Tさん

『じめんのボタンのナゾ』
本吉 凛菜 日本土地家屋調査士会連合会 

 通学路で見つけた「ボタン」の謎を小学生がおっていき、その結果をまとめたものです。
 第29回全国小中学生作品コンクルール生活部門で受賞された、自由研究作品で著者は富山県の当時小学2年生の女の子です。
ボタンが何であるのか、彼女は一生懸命調査し、「土地家屋調査士会」、はては国土地理院まで出かけ『けっこうえらいきじゅんてんの「がいかく多かく点」』を知って、それが自分のとても身近なところにあることに驚くのです。
 疑問におもったところからはじめ、結果まできちんとまとめてあげています。大人では普段見逃してしまうものを子どもたちはその低い目線で捉え、疑問に思うのでしょう。
 いままで見過ごしてきたかもしれない、そんな当たり前の街中をのぞいてみませんか? 
 そして、その疑問を図書館にある本で解決できるかもしれません。


Wさん

『本バスめぐりん。』
大崎 梢/著  東京創元社

 移動図書館をご存じですか? たくさんの本をつみこみ、市内を巡回している本バス――竹原市でも「わかたけ号」が毎週木・金に市内を巡回していますが、この小説の舞台も、そんな移動図書館です。
 定年後、移動図書館の運転手になった60代半ばのテルさんと、20代半ばの司書のウメちゃん。歳の差40歳の凸凹コンビと、本バス「めぐりん号」が、この本の主人公。会社での仕事も車の運転も大ベテランですが、移動図書館は始めてというテルさんの目を通して、図書館の仕事や、利用者の人たちとのふれあいが描かれます。そして、無くなった忘れ物の謎、ランチタイムにやたらと勧められるスープの謎、図書館に届いた怪文書の謎…などなど、ちょっとしたミステリーが……。
 やっと春の気配が感じられるようになってきましたが、まだまだ寒い3月、心温まるこんなお話はいかがですか?
 そして、竹原のわかたけ号も、是非のぞいてみてください。


Miさん

『マカロンはマカロン』
近藤 史恵/著 東京創元社

 垂涎のフレンチとミステリー短編集「タルト・タタンの夢」「ヴァン・ショーをあなたに」に続くシリーズ第三弾。
下町の商店街にあるフレンチレストラン、ビストロ〈パ・マル〉は、カウンター7席、テーブル5つの小さな店。スタッフは語り手のギャルソン、紅一点のソムリエ、シェフを慕う料理人、シェフの4人。このシェフ、フランスの田舎で料理修行をした、無愛想で変わり者、その鋭い洞察力で客や関わる人達の謎をといていく。
 ほほえましかったり、しみじみしたり、ほろ苦かったり。八篇の短編はどれも重くなく、きどりがなく、どこか心地よい、ビストロ〈パ・マル〉のお料理そのもの。
 今作からでも前作からでも、ご自由にお楽しみください。


Nさん

『読めなくても大丈夫!中世の古文書入門』
小島 道裕 著 河出書房新社

 古文書、ちょっと興味あるけどとても難しくて読めない。そう思っている人におすすめの1冊です。
 古文書といっても手紙であったり、通知文であったり内容はいろいろですね。時代や社会の背景によって文書の「形」がどうちがうか、かわっていくのか、文書の「見た目」に焦点をあてた、見て楽しむ古文書ガイドです。
 中世の文書は平安後期から近世武家政権までという波乱にとんだ時代を反映して、多彩でバラエティーに富んでいます。紙や板など書かれた素材や使われ方・文字の配置や様式など「形」から見れば当時の生活の様々なことがわかります。信長や秀吉の性格までも残された文書から見えてきますよ。序列のつかないよう工夫された、署名が傘を開いたように見える傘連判状や花押の書き方などコラムも充実しています。
 この本を読んで、もっと古文書を読めるようになりたいと思われた方には、「三くだり半からはじめる古文書入門」(高木侃著)もおすすめです。

Wさん

『敏感すぎる自分を好きになれる本』
長沼 睦雄/著 青春出版社

 HSPという言葉を聞いたことがありますか?
 HSPとはHighly Sensitive Personの略で日本語では敏感すぎる人と訳され、他人の気分に左右されやすい、人ごみに疲れやすい…というような些細な刺激にも敏感に反応してしまう気質を持つ人たちのことを言います。HSPという考え方を提唱したアメリカの心理学者、エイレン・N・アーロン博士によると、どの社会にも約5人に1人の割合でHSPが存在するということですが、日本ではまだあまり知られていないようです。
 この本は、長年精神科で働く先生が、HSPの特徴や現れ方、敏感すぎる気質と上手く付き合っていく方法、HSPの方との接し方を書いたものです。人によって音やにおい、人の感情、脳内でイメージしたことや電磁波など、過敏に反応してしまう刺激は違うようですが、HSPの方は周りの人との違いから、自分はダメな人間だと否定的に考えてしまうことが多く、周りの人からは意気地なし、根性がない、臆病すぎると思われてしまうことも…。そんなHSPの方ですが、人の気持ちに強く共感できたり、本や音楽などに深く感動できたり…感情が豊かで創造力がある、とっても魅力的な人。
 意気地なしで臆病すぎる、ダメ人間な自分自身や周りの人の見方がガラッと変わる1冊です。


Moさん

『穂村弘の、こんなところで。』
穂村 弘/著 KADOKAWA

 歌人、穂村 弘の対談集です。そしてアラーキーこと荒木経惟が毎回穂村氏とゲストの写真を撮影しています。
 変わり者で知りたがりの歌人はゲストに何を聞くのか。それぞれの分野で活躍しているゲストはそれにどう答えるのか。とても楽しそう、というか、今、ノッている人たちが多かったので、読んでいて力をもらいました。(蒼井優、武井咲、鳥居みゆきさんなどが出ています)私は松任谷由美さんの回の「傷つく心を持ち続けたい」というところが意外で、ハッとしました。強い女性のイメージがありましたが、普通の女性の一面も見られて親近感がわきました。


Tさん

『ダイエット物語…ただし猫』
新井 素子/著 中央公論新社 

 学生時代に読んだ懐かしい作家さんの本だと思い手にとった。(タイトルは身につまされるものでもあった…でも猫)昔からの変わらないペンタッチにどんどんページは進む。猫を飼っている(または飼っていた)人には共感し、笑いを誘うのではないだろうか。
 主人公が猫のダイエットのためにとった方法。そして獣医に相談する内容。その獣医師からの主人公の思いをぶったぎるあまりにもな、お言葉。
 一歩間違えば、陰鬱になりそうな現代の飼い猫問題。そして作者自身の体験に基づく親の介護と闘病記(作者あとがきによると笑う闘病記)をコミカルに描いた小説。
 どうぞ、ご堪能ください。


Wさん

『紙の動物園』
ケン・リュウ/著 古沢 嘉通/編・訳 早川書房

 中国生まれの母さんは、魔法の折り紙の名人。たくさんの動物たちを生み出してくれた。しかし、息子のジャックは、周囲の差別や、アメリカでの暮らしに慣れることのできない母親に苛立ち、次第に距離を置くようになる――。
 表題作「紙の動物園」をはじめとする15編を収録した短編集です。著者のケン・リュウは1976年生まれの中国系アメリカ人。東洋的な情緒豊かな作風は高く評価されており、「紙の動物園」はSF、ファンタジーに与えられるヒューゴー賞・ネビュラ賞・世界幻想文学大賞を受賞、史上初の三冠に輝きました。
 特に印象的だったのは、小惑星の衝突で滅亡が迫る地球、その時の日本の様子を生き残りの青年が回顧する「もののあはれ」で、避けようのない災害に直面した人々への、悲しみと敬意に満ちた著者のまなざしが心に残りました。
 地球滅亡と言えば、本格ミステリーの『地上最後の刑事』(ベン・H.ウィンタース)や、浅田次郎の短編集『夕映え天使』の中の「特別な一日」にも滅亡が迫る世界の様子が描かれていますが、読み比べてみても面白いかもしれません。もしも終わりが迫っているとわかった時、私たちは、世界は、どんな行動をとるのでしょう。そんな“起こりうる未来”についてしみじみと考えさせられるのもSFの醍醐味ですね。


Miさん

『ざんねんないきもの事典』
今泉 忠明/監修  高橋書店

 ・ウナギの体が黒いのはただの日焼け!
 ・イルカは眠るとおぼれる!
 ・モグラがトンネルをほるスピードは、カタツムリが進む 速さとほぼ同じ!
等々
 進化の結果、ちょっと残念な感じになってしまった生き物たちの面白いエピソードが満載。見出しやイラストを見るだけでも楽しめますが、説明文・プロフィール(名前・生息地・大きさ・とくちょう等)をあわせて読むと、もっと人に話してみたくなるかもしれません。ふりがながついているので子どもさんはもちろん、大人が読んでも楽しめる1冊です。


Nさん

『音に出会った日』
ジョー・ミルン/著 加藤 洋子/訳

生まれながらに聴覚に障害を持つ著者ジョー・ミルンの39年の生き様と、人工内耳移植手術により初めて音を聞くことができた瞬間の感動を伝えた自叙伝です。
首から下げたお弁当箱のような補聴器をからかわれ、いじめられた幼い日。様々な困難を乗り越えて、“耳が聞こえない世界”と“耳が聞こえる世界”の橋渡しを仕事とするまでになります。
しかし人生は、彼女にさらなる試練を与えました。耳の障害だけでなく、次第に視野が狭くなり失明に至るアッシャー症候群との診断です。閉じこもる部屋のなかで一心にやったこと、それは家族の写真を見つめ、記憶の中に残そうとすることでした。そんな彼女が、やがてこの現実を丸ごと受け止め、今自分にできることは何か、可能性を求めて行動を始めます。そして出会ったのが人工内耳移植手術でした。果たして手術は成功したのだろうか……期待と不安の中で機械のスイッチが入ります……
どんな困難に出会っても決してあきらめず、障害を抱きしめて人生に立ち向かっていく姿が感動を呼ぶ一冊です。


Wさん

『私は存在が空気』
中田 永一/著 祥伝社

生きるために存在感を消す術を身に付けた主人公。あれ?あんな子いた?と思われてばかりの彼女も高校生になり、自分を認識してくれる友人に出会い、好きな人ができます。そんな彼女が気にかけているのは、バスケ部で活躍する人気者の先輩。ある日、存在感を消すことができる“体質”を活かし、先輩の家にお邪魔することにして…。え、ストーカー?存在感を消していると言うより透明人間レベル!?などとつっこみつつも、見てしまう。気になってしまう…。表題作の『私は存在が空気』を含む、不思議な力を持つ登場人物とその周りで繰り広げられる6つのお話が収録されています。中でも一番のおすすめは『少年ジャンパー』。主人公は、醜い顔(おばあちゃん似らしい)のせいでいじめられて不登校になった少年。手に入れた瞬間移動の力を使って線路に転落した先輩を助けたことから、ふたりは仲良くなります。自由奔放な先輩に振り回されつつも、少しずつ成長していく少年の姿に心動かされるお話です。最後の少年の行動には、誰もがすっきりすること間違いなし!さらっと読むことができ、読み終わった後はすっきりする、お気に入りの一冊です。


Moさん

『何がいいかなんて 終わってみないとわかりません。』
ミゾイ キクコ/著 KADOKAWA

80代のおばあさん、ミゾイさんのツイッター 名言集です。
おばあさん(失礼!)がツイッター?と軽い気持ちで手に取ったらなんのなんの!内容は深いです。
思わず「うんうん」とうなずいてしまうことが何度もありました。
…かといっておしつけがましくもなく、説教じみてもいません。
人として、女性として、母として妻として…。「こうあるべき」という言い方ではありません。だからこそはっと気づくことがあるのかも。
こんなからっとした年の取り方をしたいです。いろいろあっても人からは、そう見えるような。


Tさん

『江戸かわいい動物 たのしい日本美術』
金子 信久/著 講談社 

「かわいい」と書きながらも表紙はいきなりの「虎」。
たしかにかわいい…か。当時は虎の実物を見て描いたものではなく中国の絵を手本に描かれたそうである。かの円山応挙が描いた犬や猫の絵などは文句なしにかわいい。
「もふもふ」という言葉が当時はなかったはずであろうがその柔らかさと可愛さはなんともたまらない。応挙も思わず描かずにはいられなかったのであろうか、と思わせる。
他にもなまずやうさぎなどの擬人化もあり、当時では珍しい象などは描かれているのを見ると不思議な生き物に見える。また、本文にも説明があるが、江戸時代、渡来し長崎から江戸まで旅をしている。「享保十四年、象、江戸へゆく」もあわせて読むと当時の人々の動物への関心は意外と今の私たちと変わらないのだと思える。


Wさん

『詩のなぐさめ』
池澤夏樹/著 岩波書店

もうすぐ桜の季節がやってきます。桜がいつ咲くか、いつ散ってしまうかと、そわそわしてしまう季節です。そんな時、ふと、もし桜がなかったら、本当に、「春の心はのどけからまし」だな、と、思いだし、業平さんも桜の美しさに一喜一憂したのかと、遠い時代、遠い場所の人が傍に佇んでいるような、不思議な気持ちになることがあります。
「詩はそっけない。少し遠い。一度ではわからない。でも、いざというときに、寄り添う。留まる……あなたは独りではない、と。」
詩を身近におくことにより、一輪の花、一枚の絵を飾るように、なぐさめられることもある。そんな詩を習慣にしてみてはどうだろう、と、そんな切り口で、池澤夏樹さんが、古今東西、豊かな詩の世界に導いてくれます。圧縮された言葉である詩を、時代背景や人間関係を幅広くまじえながら紐解いていくその過程にも奥行きがあり、詩はちょっと分からないなあ、という方にもおすすめの一冊です。
また、自分だけの一編を探したい、という方は、図書館にはたくさんの詩集があります。是非手に取ってみてください。


Miさん

『考えない台所』
高木ゑみ/著 サンクチュアリ・パブリッシング

料理が苦手。時間がない。それでもごはんの時間はやってくる。
献立決め・買い物・調理・片づけ……気がつけば、ずっと台所仕事のことを考えて時間に追われていませんか。
料理以前に台所仕事には「正しいルール」があり、「正しいルール」を習慣にすることで時間短縮につながる……予約のとれない料理教室の先生が教える、台所段取り術。
料理の苦手な方や、これから料理を始める方は料理の本と一緒に、ベテランさんはこれまで実践していることの確認のために。
時間短縮はもちろん今日、台所仕事を楽しくするために読んでみてはいかがでしょうか。


Nさん

『あこがれ』
川上 未映子/著 新潮社

麦くんと女の子へガティーは小学校の同級生。物語は、この二人それぞれの目線から「ミス・アイスサンドイッチ」「苺ジャムから苺をひけば」の二章によって描かれます。
第一章のぼくこと麦彦は、スーパーで働く水色のまぶたの女性にミス・アイスサンドイッチと密かに名前を付け、毎日のようにサンドイッチを買いに行くのですが、彼の目の前で、ある日事件が起こります。
自分の心の中の不思議な気持ちに戸惑う麦くんに「人って、会いたいって思ったときにはもういなくなったりするんだよ、ものすごく簡単に…」と教えてくれたのはヘガティーでした。
大人の不条理な世界の中で、もがきながらも自分のあこがれに向かって懸命に生き、成長していくすがたが、せつなく感動を呼ぶ一冊です。思春期前の、不安で、純粋な瑞々しいあの頃のことを思い出させてくれる物語です。


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